今日の米国株急反発の主因はこれだ
これだけの悪材料にも関らず、相場は急反発した。
(本日の悪材料)
@12月の米消費者信頼感指数が統計開始以来の最低となり、リセッション
(景気後退)の深刻化懸念が強まった。
A全米20都市を対象にした10月の米スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)/ケース・シラー住宅価格指数は前年同月比で18%低下(前月は17.4%低下)と、予想(17.9%低下)を上回る落ち込みとなり、2001年に前年比数値の集計を開始して以来で最大の下落を記録した。
B国際ショッピングセンター評議会(ICSC)とゴールドマン・サックス・グ
ループの30日の発表によると、27日までの1週間の米小売売上高は前年同期
比で減少した。値引きも力不足だった。同週の米既存店売上高は前年同期比
1.8%減。
Cシカゴ購買部協会が30日に発表した12月のシカゴ地区の製造業景況指数は
34.1(前月は33.8)と、予想(33.0)は上回ったものの依然低水準。
D米国の銀行やS&L(貯蓄・貸付組合)が今年第4四半期に全体で1990年以来初の赤字に陥る見通しだとWSJ紙が報じた。不良資産が急増しているためだという。米連邦預金保険公社(FDIC)の預金保証を受けている全米約8300の金融機関は第3四半期、全体で17億ドルの黒字(前年同期比94%減)を計上したが、10−12月に入り状況は悪化。住宅ローンやクレジットカードだけでなく、商業用不動産向け融資にも損失は広がっているという。
相場急反発の主因
財務省によるGMACへの追加支援が歓迎された。米財務省はGMが出資する金融関連会社GMACに対し、50億ドル(約4500億円)の株式購入を含め、合計60億ドルの公的資金を注入すると発表。このうち10億ドルはGM本体に融資する。銀行持ち株会社に転換するGMACの株主割当増資をGMが引き受けることができるようする。
★株価が反応したのは、この融資が、財務省が今月合意したGMとクライスラーへの134億ドルの緊急融資に“追加するもの”であったことである。
★また、GMACは、米連邦預金保険公社(FDIC)の保証制度の利用申請や小口預金を募ったり、債務圧縮を目的とする債務交換への応札をすべて受け入れる等の措置を立て続けに実施していることにある。
また、引け後に以下の重要なニュースが報じられた。これも株の支援材料である。
★FRBがMBS購入制度を来年1月初に開始すると言う。対象は固定利付債に限定。購入の投資管理に4社(ゴールドマン、ピムコ、ウェリントン、ブラックロック)を選定した。
2008年12月31日
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