2008年12月18日

アップル株の上値が重い背景

アップル株の上値が重い背景

12月17日

森 崇


アップルは16 日、引け後、 “マックワールド・エキスポ”(毎年恒例の同社関連製品の大型見本市)に関して、2009 年1 月にサンフランシスコで開かれるのを最後に、出展をやめると発表。また、2009 年はフィリップ・シラー上級副社長が講演すると言う。

   (会社側による背景説明)
直営店やウェブサイトなど顧客と接する手段が増え、見本市の役割は非常に小さくなったため。

   (本日引け後アップル株が急落している背景)
スティーブ・ジョブズ最高経営責任者(CEO)の基調講演も無いと言っているが、彼の講演は、見本市の目玉である。景気の悪い今こそ、販促活動が必要なはずであるのに、タイミング的にも不自然だ。ジョブズ氏の健康が優れないためだろうとの見方が台頭してきた。


その他の悪材料
★小売り販売調査会社NPD グループによると、11 月の米国内店舗でのアップルのパソコン“マッキントッシュ”の販売は前年同月比1%減少したと言う。反面、業界全体のパソコン販売は同2%増加した。デスクトップ型マックの販売が35%減少したことが主因と言う。ただし、ノートパソコンの販売は依然として他社を上回っているもよう。
★ゴールドマン・サックスは、アップルの2009 年の利益予想を引き下げた。来年1-3 月期と4-6 月期に、消費者需要が更に減退するとの見通しが背景。
★“iPhone”販促のため、ウォルマート・ストアーズの店舗でのiPhone 販売を始め、同時に値引き販売に踏み切るだろうとの見方も出ている。


私見
ジョブズCEO に万が一のことが起きた場合、アップル株は25%下落すると見られている。彼の健康問題はこれまでも度々クローズ・アップされてきた。確かに、痩せてきており、今日のこの発表はタイミングが悪い。年末商戦も予断を許さない状況であり、しばらく様子見スタンスが良いと思う。

clip_20081218_05.JPG


=以上=
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